ふれパトは、ふれあいランニングパトロールの略称であり愛称です*。 「ふれあい」と名づけたのは、権限を持つ警察官のパトロールとは異なり、市民同士、仲が良く、声をかけ合える関係の構築こそが地域に安全と安心をもたらすと考えたゆえです。
前身のひょうごふれパトを立ち上げるとき、「ふれ」には「フレーフレー」の意味も込めました。ふれパトの発祥地である神戸で開催される神戸マラソンにおいて、市民ランナーにたくさんの熱いエールを市民が送るのを見て、ボランティアが見守る人に、見守られる人もボランティアにエールを送る関係を築きたいと思いました。実際、ふれパトをしていると、「頑張って~」と声をかけられます。ボランティアをしていて「ありがとう」と言われる場面は多くありますが、「頑張って~」と言われるのはランニングパトロールならではしょう。
ふれパトを日々してくださっている中心メンバーは、市民ランナーの方々です。ふれパト参加の動機づけとして、「マラソン大会でボランティアにお世話になっているので恩返しをしたい」とおっしゃる方が多いです。ふれパトは、こうした"ボランティアの循環"を、お互いの「趣味や特技を活かした地域安全ボランティア活動の機会を提供」(本協会定款1条)し、広げていきたいと考えております。
他の多い動機づけとして、「ランニング、ひとりだと続けにくいから、仲間と一緒にしたい」というものがあります。ふれパトは、「自分のために"も"なるから続けられるボランティア」を目指しています。当HPのカレンダーをチェックして、ご自宅やご勤務先の近く、さらには旅行先や出張先でふれパトの予定があったら、”感じのよさそうな場所”感覚で立ち寄っていただければと思います。ふれパトランナーは、初参加のみなさまを喜んでお迎えします。
*「ふれパト」「ふれあいランニングパトロール」は、特定非営利活動法人日本ふれパト協会の登録商標です。
ふれパトは、ランニングパトロールとして大きく、グループふれパトと、チームふれパト、ひとりふれパトに分かれています。
それに加えて、「ふれパト大志」というリーダーで構成される「ふれパトランナー委員会」の企画、または各チームの企画によるイベントなどがあります。
ふれパトに参加する方々の年齢・性別・職業などは実にさまざまで、当然、価値観も多様です。
そこにこそ、家庭・職場・学校とは異なるボランティアコミュニティの魅力があります。
しかし同時に、そのコミュニティは、お互いの立場や考え方の相違を意識的に尊重しないとすぐ壊れてしまいます。
そこで、ふれパトでは、活動ポリシー、活動ガイドライン、ふれパトを気持ちよく続けるための3つの約束を定めています。
初めてふれパトに参加される方には、必ずお目通しいただきますようお願いいたします。
また、継続して参加されている会員のみなさまも、時折、読み直していただければ幸いです。
特定非営利活動法人日本ふれパト協会は、定款で掲げる「市民が互いに助け合い安全・安心に暮らせる社会の形成」の前提には、排除や孤立のない包摂的で寛容な人間関係が不可欠であると考え、主催する活動において次のポリシーを堅持します。
特定非営利活動法人日本ふれパト協会は、定款で掲げる「市民が互いに助け合い安全・安心に暮らせる社会の形成」の前提には、排除や孤立のない包摂的で寛容な人間関係が不可欠であると考え、主催する活動において次のポリシーを堅持します。
研修とマニュアル
ふれパトは、公道を集団でランニングする活動です。公道には段差やポールがあり、狭い箇所も多くあります。
もちろん、歩行者、自転車、オートバイ、自動車の往来もあります。
ふれパトでは、ボランティア自身の安全確保を第一とし、周りに迷惑をかけないようにするために、マニュアルを使った研修を行っています。
また、犯罪情勢に応じてパトロールコースを設定したり、視点や声かけを意識したり、行動を付け加えたりする必要があり、そのためのマニュアルや研修も提供しています。
主な研修とマニュアルとして、スタートアップ研修・マニュアル、ステップアップ研修・マニュアルがあります。なお、内容について現在の運用と若干異なる点があります。
*マニュアルはPDFで、研修はYouTubeでご覧いただけます。マニュアル冊子はスタートアップとステップアップのセットで100円+送料で販売しております。購入ご希望の方は、お問い合わせください。
現在の防犯ボランティア団体は、「メンバーの高齢化・固定化」「活動のマンネリ化」「資金不足」という問題に久しく悩んでいます。
防犯ボランティア団体は、①自治体で自治会に割り振られている「防犯協会支部」など、あるいは、②特に子どもの安全確保が社会問題になったときに自治体・警察が地域に働きかけて結成された「見守り隊」などの形をとっています。
そのため、地縁に強く結びついていない働き盛り世代(30~50代)、さらにそれより若い20代が入って来る構造になっていません。
防犯ボランティアの問題のうち高齢化・固定化・マンネリ化は、この構造に起因する部分が大きいと言えます。
資金不足の問題の源も、自主防犯を地縁に頼り過ぎている点にあります。会費や自治体補助金を収入源とする自治会予算によるしかないという団体が大半です。
地縁がますます薄くなる今後において、この構造を変えなければ、地域防犯の衰退は必然です。
日常の主な活動のひとつである防犯の衰退は地縁をますます薄くし、悪循環に陥ります。
災害時など非常時に不可欠な互助が機能しなくなり、問題は防犯に留まりません。住民主体のまちづくりの根幹を揺るがす問題です。
日本ふれパト協会は次のような社会の実現を目指しています。
異なる世代・職業・価値観の人々が家庭・職場(学校)に並ぶ第三の居場所としてコミュニティをつくり、創意工夫、切磋琢磨して地域安全ボランティア活動を展開・普及しています。
そのコミュニティは、既存の地縁の自治会などと関わりながら、市町村や都道府県もまたぐ交流に基づく開かれた地縁と、成長し将来につながるふれあいをつくり出し、市民が互いに助け合い安全・安心に暮らせる社会の形成に役立っています。
団体名 | 特定非営利活動法人日本ふれパト協会 (ニホンフレパトキョウカイ)
*「ふれパト」「ふれあいランニングパトロール」は、特定非営利活動法人日本ふれパト協会の登録商標です。 |
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住所 | 〒650-0011 兵庫県 神戸市中央区 下山手通5丁目4番1号 兵庫県警察本部庁舎内 |
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設立年度など |
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代表者 | 代表理事 中沼 丈晃 (無報酬) |
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役員 (全員 無報酬) |
副代表理事 | 平田 雅義 | |
副代表理事 | 福成 忠 | ||
理事 | 今井 豊 | ||
理事 | 竹林 博之 | ||
理事 | 安原 将志 | ||
理事 | 吉岡 秀紀 | ||
理事 | 吉田 昌弘 | ||
監事 | 三木 秋穂 | ||
顧問 | 兵庫県警察本部生活安全部長 | ||
事業年度 | 9月1日から8月31日 | ||
会員数 | 2022年度 267人(正会員(総会議決権有)47人・活動会員(総会議決権無)221人) | ||
定款 | 定款 | ||
事業報告 決算報告 |
第1期(2021年3月30日~2021年8月31日) | 事業報告 | 決算報告 |
第2期(2021年9月1日~2022年8月31日) | 事業報告 | 決算報告 | |
第3期(2022年9月1日~2023年8月31日) | 事業報告 | 決算報告 |
〒650-0011
兵庫県 神戸市中央区 下山手通5丁目4番1号 兵庫県警察本部庁舎内